2005 Fiscal Year Annual Research Report
国際標準情報圧縮法と下位互換性を有する符号化画像の誤り訂正法
Project/Area Number |
16500066
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
貴家 仁志 首都大学東京, システムデザイン学部, 教授 (40157110)
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Keywords | JPEG2000 / バースト誤り / 誤り訂正 / RTP / リードソロモン / インターネット / 低遅延 / 互換性 |
Research Abstract |
画像圧縮の国際標準規格の一つであるJPEG2000を中心に、圧縮された画像データの通信路誤りの訂正に関する基礎的研究を行った。本研究の特徴は、国際標準と互換性を維持した形式で、通信路誤りの訂正能力を向上することになる。本年度の主な成果は次の通りである。 1.通信プロトコルとしてRTPの使用を例にして、ロスのあるインターネット通信に対して、RTPヘッダ機能を拡張することが、国際標準との互換性の維持に有効であることを確認したこと。 2.バースト的なパケットロスに対して、互換性の維持と誤り訂正の両方に効果的なインタリープ法を検討し、その有効性を確認したこと。 3.誤り訂正と互換性維持のみならず、低遅延な通信システムの実現のために提案法の改善を検討したこと 以上の成果を国際会議と国内学会で発表し、多くの研究者から多角的な意見を頂いた。今後は、これらの成果を慎重に評価し、画像圧縮方式・誤り訂正符号・通信路環境の相互関係を考慮した実際的使用法について研究を進める予定である。さらに、これらの成果を学術論文としてまとめると共に、種々の応用分野における有用性と課題を調査し、今後のさらなる研究の方向性を考察する予定である。
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Research Products
(3 results)