2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16500071
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
宮本 健司 法政大学, 工学部, 助教授 (40339502)
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Keywords | 仕様抽出 / 自動証明 / 再生産 |
Research Abstract |
プログラムのデータベースの検証実験および運用性向上のため,(1)既存コード資源からのプログラムデータベース自動構築方法と(2)再生産により共有資源を増大させる方法について検討した. まず自動構築法では仕様抽出の理論的困難としてwhile文のループ不変量の抽出があるが,近年算術領域においては代数手法,とくにGroebner基底による方法が見出された.代数的方法の一種であるKovacs (Johannes Kepler大)らの方法は実用上有望であるが算術領域に限定されている.今年度はこの方法を演繹的方法に変換のうえ一般化することで(帰納的)データタイプなど算術以外の領域に拡張することを検討した. 代数手法と演縄手法が密接に関係する分野としては幾何学自動証明がありその成果は検討に値する. 再生産を容易にする方法としては,利用時の結果およびこれを部品として得られたコードを利用アプリケーション(クライアント)から蓄積サーバに自動的に返信・再登録する機構を設けて共有資源に寄与するしくみを検討した.これによって利用そのものが自動的に再生産につながり資源が爆発的に増大することが見込まれる.
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[Journal Article]2006
Author(s)
山本航, 宮本健司, 関川浩, 白柳潔
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Journal Title
京都大学数理解析研究所研究録 "Computer Algebra…Design of Algorithms, Implementations and Applications" 1514
Pages: 164-170