2004 Fiscal Year Annual Research Report
学習効率を考慮したローマ字・アラビア文字変換システムの開発
Project/Area Number |
16500073
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Research Institution | Meio University |
Principal Investigator |
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中里 収 名桜大学, 国際学部, 助教授 (90257197)
仲尾 善勝 琉球大学, 工学部, 教授 (50175486)
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Keywords | アラビア語 / ローマ字 / QWERTY式キーボード |
Research Abstract |
本年度(平成16年度)は 1 アラビア文字入力方法の現状の調査, 2 アラビア語使用者に対するアンケート調査 3 ローマ字・アラビア語変換システムのプロトタイプの作成. 4 本実験への準備、その実験で協力する方と打ち合わせを行った. 1のアラビア文字入力方法の調査では,日本国内およびアラビア語圏現地において,現状のアラビア語入力システムの聞き取り調査を行い,アラビア語入力方法及び入力習慣に対するあり方・分析を行い、アラビア語利用者の満足度を図り,従来の入力システムの問題点を整理した. 2のアラビア語使用者に対するアンケート調査では,アラビア語を母国語とする被験者14名に対してアンケート調査を実施した.被験者には28文字のアラビア文字に対して,その発音から連想されるアルファベット文字を特定してもらい,アラビア語使用者にとって最も連想しやすいアルファベットのマッピングを調査した. 3のローマ字・アラビア語変換システムのプロトタイプの作成では,上の調査で得られたデータを,キーボード入力の効率およびキー配列に対する学習効率の観点から分析した.その後,QWERTY式ラテンキーボードを利用して,効率よくアラビア文字を入力するために,複数のローマ字・アラビア文字変換オートマトンモデルを提案し,そのプログラムを作成した. 4の本実験の準備では,実際に海外でアラビア語圏(ドバイ)で行う本実験にむけて,現地の視察,研究協力者と打ち合わせを行い,本研究アラビア文字変換システムの実験環境を図った.
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