2004 Fiscal Year Annual Research Report
マルチエージェント方式による知的情報検索システムの開発に関する研究
Project/Area Number |
16500082
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
峯 恒憲 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助教授 (30243851)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
雨宮 真人 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (90202697)
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Keywords | P2P / 分散情報検索 / マルチエージェント / 協調フィルタリング / セマンティックWeb / 情報フィルタリング / Web / 個人特化型 |
Research Abstract |
本年度は、以下の計画と方法に従って研究を進めた。 1.P2P型情報検索手法の詳細化と評価 まず本手法の提案を国内学会の論文誌で発表した。ついで、提案している「P2P型情報検索手法」のアルゴリズムの詳細化を行い、ユーザの「検索要求」と「検索結果履歴」との間の類似度計算法の定義を行ったほか、アルゴリズムが要求する計算量を求めた。さらに、これらアルゴリズムや類似計算法に基づいた評価実験を行い、本手法の有効性を確認した。これらについては国際会議や査読付きの国内学会等で発表をおこなった。また、その後の成果をもとに、国内学会の論文誌と国際会議に投稿を行った。 2.強調フィルタリング効果の検証とユーザの興味や嗜好を考慮した情報収集手法の開発 この準備のため、P2P型情報検索手法へのセマンティックWeb技術の導入についての研究を共同研究者とともに行い国際会議や国内研究会で発表を行った。また、協調フィルタリングを行う方法と情報収集手法について再検討を行い、本課題についての検証実験のための準備を整えた。 3.コミュニティ単位のポリシー制御機構を利用した情報フィルタリング手法の開発 コミュニティ単位のポリシー制御機構のセキュリティ管理機構についての研究を、共同研究者が行い、その成果を国政会議ならびに査読付きの国内会議で発表した。また、情報フィルタリング手法についての考察を行った。 4.複数コミュニティ間での情報流通・共有現象についてのシミュレーション実験 複数コミュニティを利用した検索実験を行い、その実験結果についての考察を行った。これにより、情報流通・情報共有現象についてシミュレーションを行う準備を整えた。
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Research Products
(6 results)