2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16500361
|
Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
宮野 佐年 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (30190804)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安保 雅博 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00266587)
|
Keywords | Transfer activities / Stroke / Japan / Bathe tub transfer / Standing up from the floor |
Research Abstract |
在宅の脳卒中後遺症患者を対象とし、機能評価、家屋評価(手すりの設置)等を東京慈恵会医科大学の3病院リハ科で施行した。患者の機能評価は外来又は家庭訪問にて行い、下肢のBrunnstromstage、歩行距離、床からの立ち上がり、浴槽への出入り、手すりの設置の有無、布団の使用ベッドの使用などを解析ソフトを用い解析・検定し評価した。「Transfer activities of stroke patients in Japan」という演題名で第1回Asian Stroke Forum [2005年3月12日/東京]にて発表し、また、「Walking distance influences Transfer activities in Japanese Stroke Patients」という演題名で、第3回国際リハビリテーション医学会:4月10日〜4月14日にSao Paulo市で発表予定である。 内容は移乗動作は国際的にはベッドからの椅子への移乗であるが、日本の場合、畳の生活があり、浴槽に入ることが日常的に行われるため、床からの立ち上がり動作及び浴槽への移乗が重要であり、在宅で生活している脳卒中患者を対象に検討した。 その結果、141名の患者のうち69%が床から立ち上がることができ、72%の患者が浴槽への出入りが可能であった。また、歩行距離が100m以上可能な患者は90%以上で、床からの立ち上がり動作、浴槽への移乗が可能であった。また、歩行距離と運動麻痺の相関も認められた。
|
Research Products
(1 results)