2004 Fiscal Year Annual Research Report
オーストラリアスポーツ産業振興をめぐる諸アクター間のネットワーク形成に関する研究
Project/Area Number |
16500392
|
Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
中村 祐司 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (50237442)
|
Keywords | 政府 / 政策 / 行政 / スポーツ産業 / ネットワーク / 国際情報交換 / オーストラリア / キャンベラ |
Research Abstract |
平成16年4月から7月にかけて、オーストラリアスポーツ産業領域における関係機関が開設するホームページ等から、現地調査を円滑に進めるための情報収集を行った。連邦政府機能が集中するキャンベラを拠点にしたインタビュと資料収集に向け、同年7月中旬まで関係情報の収集に取り組んだ。同年7月30日から8月24日までキャンベラに滞在し、以下の関係諸機関および担当スタッフ(敬称略)からの資料収集とインタビュ調査を実施した(カッコ内はインタビュの実施日)。 キャンベラ特別区スポーツ・レクリエーション開発担当部局のシモン・キンスモア(8月4日)、オーストラリアコミュニケーション・情報技術・芸術省スポーツ担当部局のピーター・モロウ(同日)、キャンベラ特別区スポーツアカデミーのケン・ノリス(8月6日)、レクリエーション産業研修機構のルディ・シュナイダー(8月10日)、オーストラリアスポーツ産業機構のサラ・ルーカス(同日)、オーストラリア大学社会科学・政治学研究部門のロウズ、オーストラリアスポーツコミッションのブレント・エスペランドおよびジェフ・ハウズ(8月12目)、オーストラリア教育省のリン・マクドナルドおよびロビン・ニコルソン(8月17日)とのインタビュを実施した。 上記の現地調査活動から、オーストラリアではスポーツ産業の振興が優先政策の上位に位置づけられ、国益と市場の活性化戦略と絡みながら、諸アクター間のネットワーク機能が活発に展開している動態を把握した。平成16年9月以降は、現地調査で得た資料やインタビュ内容の整理・分析に取り組むと同時に、とくにネットワーク研究に関する文献の購入申請、さらには理論的分析枠組みの研究に取り組んだ次第である。
|
Research Products
(2 results)