2004 Fiscal Year Annual Research Report
局所的な圧迫が低強度な運動中の中枢神経活動に与える影響:機能的MRIによる研究
Project/Area Number |
16500425
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
宝田 雄大 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 講師 (70367093)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
泰羅 雅登 日本大学, 総合科学研究所, 教授 (50179397)
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Keywords | 認知神経科学 / 力の知覚 / 一次運動野 / 虚血 |
Research Abstract |
初年度は、本研究に必要と考えられる測定装置システムの構築とそれらによるデータ取得の完成を目指した。本研究の測定装置のシステムは、機能的MRI、非磁性体金属製筋力測定装置、視覚的フィードバックシステム(被検者への目標発揮筋力の通知)及び筋電図記録装置から構成された。非磁性体金属製筋力測定装置と筋電図記録装置に付随した全てのケーブルには、二重シールド加工が施された。また、それらのケーブルはMRI室外に設置された握力及び筋電図の各増幅器に接続できるよう、十分な長さが確保された。筋力及び筋電図データ収集・解析用コンピューターと視覚的フィードバック用コンピューターは、MRI室外に設置された。次に、MRI撮像中の高磁場内で筋力と筋電図の測定をおこない、それらの正常なデータ取得の確認とそれらの測定実施によるMRI撮像への影響を調べた。筋力と筋電図の正常なデータ取得は確認されたものの、MRI信号へのノイズが認められたので、ケーブルの多重シールド化とケーブルと装置との接続部の補強をおこなった。その結果、MRI撮像中の筋力-筋電図装置がMRI信号に与えるノイズが激減し、正常なMRI撮像が可能となった。
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