2005 Fiscal Year Annual Research Report
大学新入生に焦点を当てた「喫煙阻止および最大骨量増加の呼びかけ・支援」の効果
Project/Area Number |
16500456
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Research Institution | Sendai College |
Principal Investigator |
小松 正子 仙台大学, 体育学部, 教授 (30186796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 佑 仙台大学, 体育学部, 教授 (80048595)
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Keywords | 喫煙防止 / 禁煙 / 健康教育 / 骨密度 / 大学生 / 健康管理 / 健康増進 |
Research Abstract |
大学生の健康増進をはかるために、新入生に対し"喫煙防止および骨密度増加の呼びかけ・支援"をし、その効果を評価する。特に女子学生の健康増進を支援することで将来の母子保健の向上をはかる。 1.新入生オリエンテーションでのたばこ健康教育 新入生(S大学の約500名)に対し、新入生オリエンテーションで健康支援のためのリーフレットを作成配布したばこ健康教育を実施した。 (1)たばこ健康教育および評価 (1)入学後1、2年で喫煙を開始するものが多いこと、喫煙者へ"友人にたばこをすすめない"ことの呼びかけをリーフレットをもとに説明した。リーフレットはA4カラー両面刷りで、片面を"たばこ編"、裏面を"骨密度編"とした。 (2)禁煙サポートシステムの紹介。大学禁煙化プロジェクトに無料携帯メールサポートへの登録を呼びかけた。2年生以上にも必修授業などに出かけ案内した(喫煙者は数百名)が、登録したのは若干名であった。 (3)平成13年度から実施した(1)のたばこ健康教育の評価を在学生に対して質問票調査を平成16年12月に実施した。男子1〜4年生回答者の非喫煙者のうち「たばこ健康教育の影響があった」と回答したものは、それぞれ16名(約10%)、16名(6%)、4名(3%)、1名(11%)であった。同じく女子は、それぞれ14名(約12%)、8名(7%)、4名(4%)5名(21%)であった。 (2)骨密度増加 (1)平成17年度新入生の学生健康診断時に希望者に骨密度測定を実施し(超音波無水式)、運動実践・栄養改善のために作成したパンフレットにより、骨密度アップの呼びかけをした。受検者は男子53名(新入生の約18%)、女子40名(約21%)であった。 (2)平成16年度1年生に対し秋に希望者に同様に骨密度を測定し、半年後の平成17年春学生健康診断時に44名について再測定を実施した。 上記の詳細については、成果報告書に述べる。
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Research Products
(1 results)