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2004 Fiscal Year Annual Research Report

環境阻害物質含有廃水の除去技術開発に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 16500479
Research InstitutionYamaguchi Prefectural University

Principal Investigator

伊原 靖二  山口県立大学, 生活科学部, 教授 (80106583)

Keywordsシクロデキストリン / 環境阻害物質 / 界面活性剤 / 分子シミュレーション / 活性炭 / 竹炭 / ビスフェノールA / 平衡吸着法
Research Abstract

1)水溶性シクロデキストリンポリマーと環境阻害物質の相互作用
分子認識機能を有する水溶性シクロデキストリン含有ポリマーとしてヒドロキシプロピル化誘導体を用い、環境阻害物質である非イオン及びアニオン性界面活性剤の結合特性を検討した。その結果、非イオン性界面活性剤の結合は,一般にエチレンオキシド付加モル数が長くなるにつれて減少することが認められた。また、アニオン性は非イオン界面活性剤と比べ,高濃度で平衡に達しているが,かなり吸着されることがわかった。分子力場(測)の計算結果及び分子動力学(MD)による水溶液モデルでのシミュレーションでは、すべてにおいて安定な複合体形成が得られることが確認出来た。これらの結果は実験結果をより正確に説明できるものと考えられる。
2)活性炭及び竹炭を用いた環境阻害物質の吸着処理
環境阻害物質として、また環境ホルモンとしても知られている。ビスフェノールAとフェノールの吸着処理を、活性炭及び近年その利用が期待されている竹炭を用いて試み、吸着処理技術の可能性を検討した。先ず温度を一定に保ち、吸着量の時間的変化から吸着速度を求めた。その結果、活性炭は竹炭に比べ吸着速度は遅いがその吸着量は非常に大きいことがわかった。竹炭の吸着量は少ないが、竹炭の生成温度により、吸着量に違いが見られた。また、さらに平衡吸着法により、濃度を変化させ、各平衡濃度での吸着量を求め、得られた等温吸着曲線から、フロインドリッヒ型吸着式を用いて吸着定数を求めた。今後、これらか結果から吸着剤に及ぼすビスフェノールA及びフェノールの吸着効果を検討する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 水溶性シクロデキストリンポリマーと界面活性剤の相互作用2004

    • Author(s)
      今村主税, 伊原靖二
    • Journal Title

      山口県立大学生活科学部研究報告 30

      Pages: 21-28

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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