2007 Fiscal Year Annual Research Report
画像解析による布外観や色彩テクスチャの視覚情報と感性評価
Project/Area Number |
16500488
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Research Institution | Gifu Women's University |
Principal Investigator |
森 俊夫 Gifu Women's University, 家政学部, 教授 (80139899)
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Keywords | 画像 / 解析・評価 / 色彩テクスチャ / テクスチャ特徴 / 水玉模様 / sRGB / CIELAB / 天然染色 |
Research Abstract |
sRGBカラー空間をCIELab空間に変換して明度、彩度、色相画像に変換する画像変換ソフトを作成することにより、スキャナやデジタルカメラを利用した測色を試みた。各画素の位置情報を伴う色情報として捉えることができるので、多色系色柄布の変色の評価、多彩な色からなる絵画などの特徴解析など暮らしの中の豊かな色彩を計量的に分析できることを明確にした。前年度の継続として、デザイン画の視覚的評価、水玉模様の色陰現象と感性評価、天然染料と合成染料で染めた布の違いなどについて定量的に解明し、学会発表や論文として投稿した。 1.前年度からの継続研究である画像解析によるファッションデザイン画の視覚的評価、水玉模様の色彩現象と感性評価、天然染料と合成染料で染めた布の違いなどについてまとめた結果を、日本家政学会や日本繊維製品消費科学会などの学会等で発表した。 2.画像解析による水玉模様の色陰現象やRGB色空間を用いた色彩テクスチャのカラーイメージと視覚的特徴の関係については日本家政学会学会誌などに掲載されている。 3.天然染料と合成染料で染めた布の色彩の違いについて、視覚的および感性的特徴を明確にするために、多種類の天然染料と合成染料を用いて、各種布を染色し、これらの染色布について作成したソフトで画像解析を試みた。さらに、染色布の色彩画像情報は水平方向と垂直方向について、約0.1mm間隔で各画素位置ごとに明度、彩度、色相の色情報を読み取れるような自作ソフトを用い、色属性の変動や分布について定量的に検討した。これらの成果は、日本家政学会中部支部大会において報告している。
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Research Products
(14 results)