2006 Fiscal Year Annual Research Report
高齢農業従事者の疲労を規定する要因と社会的支援としての食生活改善の意義
Project/Area Number |
16500535
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Research Institution | Ube Frontier College |
Principal Investigator |
城野 世津子 宇部フロンティア大学短期大学部, 食物栄養学科, 教授 (80154384)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒巻 輝代 宇部フロンティア大学短期大学部, 食物栄養学科, 教授 (40141692)
涌井 忠昭 宇部フロンティア大学短期大学部, 生活福祉学科, 教授 (40220850)
原田 規章 山口大学, 医学部, 教授 (70116747)
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Keywords | 疲労 / 農業従事者 / 柑橘類栽培 / 高齢者 / 疲労調査 / 食生活 |
Research Abstract |
高齢社会の進行は,農業においては農業従事者の高齢化,農業労働における女性就労者の増加という問題を引き起こしている。このような高齢農業従事者の疲労とその軽減対策は農村保健における重要な研究課題となっている。本研究においては,これまで実施してきた山口県大島郡内の柑橘類栽培農家を対象とした疲労調査結果および健康状況を含めた生活環境要因と疲労との関連性に関する研究結果を踏まえ,高齢農業従事者の健康を規定する生活環境要因について,食生活を含む生活習慣と疾病との関連,食習慣と高齢者の健康の問題,農作業による身体的疲労の原因と考えられる作業負担調査による総合的解析を行うことにより,社会的支援(social support)としての食生活改善の意義について疲労軽減対策も含めた高齢農業従事者の健康に対する方策を明らかにすることを目的とする。 18年度は、16、17年度に実施した実験およびアンケート調査結果について総合的解析、農作業負担と健康状態、疲労に及ぼす食事摂取状況の影響について総合的に判定できる実験モデルの再検討を行った。高齢農業従事者を対象に疲労アンケート調査と合わせて食物摂取頻度調査法(BDHQ)による栄養調査を実施した解析結果については,国際農村医学会(The 16th International Congress of Agricultural Medicine and Rural Health, Italy,6.2006)において「Fatigue among female agricultural workers associated with their life style」の発表を行い,改定版疲労調査票の汎用性を高めることができた。栄養状態と食習慣の問題点、食生活のもたらす健康状況の問題点について高齢者の生活構造の中に潜在する健康問題の改善策について継続的に検討した。
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Research Products
(2 results)