2004 Fiscal Year Annual Research Report
21世紀にふさわしい理科生物分野のカリキュラムの開発
Project/Area Number |
16500542
|
Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
高森 久樹 東京学芸大学, 教育学部, 助手 (40188090)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉野 正巳 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (20175681)
真山 茂樹 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (40199914)
中西 史 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (30293004)
原 健二 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (80293968)
三石 初雄 東京学芸大学, 教員養成カリキュラム開発研究センター, 教授 (10157547)
|
Keywords | 理科 / 生物 / カリキュラム / 遺伝子 / 生物多様性 / 進化 / 理科教育 / 生物教育 |
Research Abstract |
平成16年6月16日、ワーキンググループ会合を開催し、平成14年度に実施したアンケート調査結果および研究結果に基づき、統合的な生物分野のカリキュラムに含まれるべき教育内容の序列性や各学校段階における内容の系統的な組立の概要を検討し、本年度実施するアンケートの内容について検討を行った。 平成16年8月24日に研究会を開催し、ワーキンググループが作成したアンケート案を全体で意見交換を行い、今後の活動予定を確認した。今年度のアンケートは来年度の本調査のための試行とし、小学生を中心に遺伝子の働きに対する関心、認知能力を調査するものとした。 平成16年9月から平成17年1月の間、アンケートの実施し、集計・解析した。日本女子大学附属豊明小学校桑原正孝教諭に依頼し、同校の3年生-6年生に対し、アンケートを実施した。3年生115名、4年生76名、5年生87名、6年生89名のアンケートの集計、解析を行った。集計は本学学部3年生(A類3名、F類2名)をアルバイトとして雇用し、彼らを含めたワーキンググループによるアンケート結果の検討会を複数回行った。 遺伝子の働きや生物の多様性を理解させるために以下の2つの教材開発を行った。 1,「境教育的要素を取り入れた遺伝子機能理解のための教材の開発〜キイロショウジョウバエを用いた変異原性試験〜」を開発し、大学と高等学校の実験実習において実施し、事前・事後アンケートを行い、実験教材としての有用性の評価を行った結果、生徒全員が体細胞の遺伝子に作用する変異原性物質について理解できたことがわかった。 2,「ウリ科植物の発芽の観察による生物の普遍性と多様性との理解」を開発し、本年度行ったサイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)において実施した。
|
Research Products
(7 results)