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2004 Fiscal Year Annual Research Report

日食のインターネット中継を使った新しい天文教材〜宇宙の中の地球の再確認〜

Research Project

Project/Area Number 16500549
Research InstitutionWakayama University

Principal Investigator

尾久土 正己  和歌山大学, 教育学部, 教授 (90362855)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 富田 晃彦  和歌山大学, 教育学部, 助教授 (20294291)
曽我 真人  和歌山大学, システム工学部, 助教授 (60252839)
中山 雅哉  東京大学, 情報基盤センター, 助教授 (90217943)
Keywords天文教育 / インターネット中継 / e-learning
Research Abstract

今年度は、まず、金星の太陽面通過の現象を国内外で観測、中継し、その教育効果を調べた。観測は、国内では青森南高校、葛飾郷土と天文の博物館、国立天文台三鷹、同乗鞍観測所、京都大学付属飛騨天文台、岡山商科大学付属高校で、国外はイランのイスファハン工科大学で行った。あいにく、国内に配置した我々の観測点は天候に恵まれなかったが、協力して観測網を作った全国の高校において、観測に成功した。海外では、我々の観測点であるイランと、協力団体であるオーストラリア・パース天文台において観測に成功した。また、金星の太陽面通過の観測の意義やそこから地球と太陽の平均距離である1天文単位を測定するための手法について解説する教材ページを制作し、公開した。これらのページを見た全国の中高生の中から、3件の研究発表が、2005年春日本天文学会ジュニアセッションであったことから、この教材が生徒の自主的な学習活動を支援したと言えるだろう。また、中継を見た高校生に対して、事後のアンケートを行い、中継が生徒に与えた効果を確認している。
さらに、これらの観測画像を用いて、1天文単位を測定するためのe-learning教材を開発し、Webページで公開した。
Web教材「1天文単位を測定しよう」のURL http://www.wakayama-u.ac.jp/~okyudo/L!U/L!V/1AU/
このページを、用いた実験授業を2005年2月に和歌山県立桐蔭高校において2コマ実施し、その際の生徒の意識調査の他に、理解を確認するための試験を行った。これらの集計と解析を現在行っており、今後、学会誌で発表する予定である。
また、来年度の日食中継と、その教材化のための準備として、全天周の微速度撮影装置を準備し、その撮影実験を行った。この機材を用いて、2005年4月の日食を観測する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 金星太陽面通過のインターネット中継とその教育利用2004

    • Author(s)
      荻原文恵, 尾久土正己, 半田利弘, 上野悟, 矢治健太郎, 富田晃彦, 中山雅哉
    • Journal Title

      日本天文学会2004年秋季年会講演予稿集

      Pages: 276

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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