2004 Fiscal Year Annual Research Report
海外取材放送ライブラリーを使用した簡易型CALL教材の開発
Project/Area Number |
16500576
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
土肥 充 千葉大学, 国際教育開発センター, 助教授 (00323428)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 秀夫 千葉大学, 国際教育開発センター, 教授 (30226873)
竹蓋 幸生 文京学院大学, 外国語学部, 教授 (40009030)
草ヶ谷 順子 文京学院大学, 外国語学部, 講師 (00352740)
水光 雅則 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (20091192)
鈴木 英夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90109215)
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Keywords | 英語教育 / CALL / 簡易型 / オーサリング / コースウェア / 三ラウンド・システム / マルチメディア / XML |
Research Abstract |
本研究の目的は,新規にオーサリングシステムを開発し,ビデオライブラリーの素材を使用した比較的低予算の簡易型CALL教材を開発することである。 まず英語学習者についての実態調査の後,指導理論としては過去の特定領域研究等で効果をあげている三ラウンド・システムを採用することにした。次に素材として使用するビデオライブラリーの候補としては(1)本研究で撮影した留学生の学業や生活についてのビデオ,(2)他の研究で取材した米国の日常生活についてのビデオ,(3)国際交流を扱った既存のビデオ,の3種を選定した。(1)と(2)については使用の許可が得られ,(3)については使用権の交渉を進めている。本研究では,まず(1)について先行してコースウェアを開発し,同時にオーサリングシステムの開発をすることとし,その研究成果を活用することによって将来的に(2)と(3)も含めた多種の簡易型CALL教材の開発が可能となる。 オーサリングシステムについては,学習者がブラウザを使用し,CD-ROMやインターネット上の教材で学習できるような仕様を策定した。システムの開発は業者に委託したが,動画と静止画を特定のフォルダに保存し,テキスト情報,学習のフロー等をExcelで記述し,極めて簡単な変換作業を行うことによりXML形式の教材が瞬時に作成できるシステムが完成した。コースウェア開発については,上記(1)の素材の内容,難易度,長さ等に留意して使用箇所を厳選し,6ユニット28パートに分け,三ラウンド・システムに基づいた各種情報(タスク,ヒント,解答,解説,スクリプト等)を作成し,編集した動画,静止画とともにソフトウェア化した。 過去の研究で開発したCALL教材と比較して,学習履歴の自動制御等の機能が省略されてはいるが,本研究により特殊な技術を使用せずに簡易型CALL教材の開発をすることが可能になった。
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Research Products
(1 results)