2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16500596
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
岡田 正彦 大分大学, 生涯学習教育研究センター, 助教授 (30284136)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大岩 幸太郎 大分大学, 教育福祉科学部, 教授 (90223726)
伊藤 安浩 大分大学, 教育福祉科学部, 助教授 (90284778)
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Keywords | マルチメディア / 授業記録 / 動画 / コンテンツ・オート・クリエィター / プレゼンテーション |
Research Abstract |
本年度の研究計画では、当初、海外先進事例の調査と教養教育科目における試行的データの収集を研究の中心と位置づけていた。しかし、年度当初の研究会において意見交換を行い、いくつかの方針を転換して研究を進めることとした。 まず、十分なデータを収集するためには、当初想定していたよりもメディア機器を増やす必要が認識され、かつ当初2年次に想定していたサーバの導入もデータの収集および運用を推進していく上で本年度導入することとした。そのため、物品費を中心に研究費を執行することとした。 次に、授業記録については、当初は学習者に相当程度裁量を委ねて作成してもらうことを想定していたが、有効性を高めるためには何らかの指導や支援が必要という判断から、今年度は授業記録の作成および運用に関するテストケースの開発・運用を行った。本学で導入しているコンテンツ・オート・クリエイター(以下CACと略記)を用い、教育福祉科学部対象の授業科目「情報通信」において学生がそれぞれ発表者と記録者を分担し、20分程度のプレゼンテーションを行ってそれを記録し、動画とパワーポイントのスライドが同期した授業記録を作成した。テストの結果はおおむね良好である。また、授業記録の作成について支援者を配置することを新たに研究計画に組み入れることとなった。 授業記録をめぐる先進的事例の検討に関しては、国内での調査を行った。北陸先端科学技術大学院大学では、遠隔教育研究センターを訪問し、メディア機器を活用した遠隔授業の開発・運営についてご紹介いただき、そこでのコンテンツ開発の課題やFDとの関連などについて情報の提供を受け、意見交換を行った。広島大学高等教育研究開発センターでは、教育工学の研究をされている北垣郁雄氏を訪問し、特に授業記録を検討する際に、学習者の特性をどのように把握し学習者のグルーピングに反映させることで授業の有効性を高めていくかという点について示唆を得た。 あわせて、現時点での授業記録の位置づけといくつかの論点について研究ノートの形でまとめ、大分大学生涯学習教育研究センター紀要に投稿した。
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Research Products
(1 results)