2005 Fiscal Year Annual Research Report
分散共有仮想空間利用の学習環境と教材の共有化に関する研究
Project/Area Number |
16500605
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Research Institution | Takushoku University |
Principal Investigator |
竹谷 誠 拓殖大学, 工学部, 教授 (90197343)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 整 拓殖大学, 工学部, 助教授 (80276675)
杉林 俊雄 拓殖大学, 工学部, 教授 (80171172)
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Keywords | バーチャル / 仮想空間 / 学習環境 / 教材構造 / 構造的知識 / e-learning |
Research Abstract |
本研究では他の学習者や教授者など、他者と関わり合いながら、学習への積極的な参加が行えるように、マルチメディア・ネットワーク環境を利用した仮想的な学校の共通プラットフォームの開発と、それを利用した教材の共有環境の構築を行なった。 具体的には、バーチャルリアリティ技術を利用した、学習用共通プラットフォームとしてのバーチャル・スクールの研究開発を行った。また、ネットワーク上に分散している学習者間、学習者と教授者間で合意形成を円滑に行うための手法の検討を行なった。さらに、学習者間、学習者と教授者間での円滑なコミュニケーションの実現を目的として、マルチメディアを利用した、コミュニケーションシステムの開発を行なった。 同時に、教材の共有環境の構築を目指して考案したロジカルフローグラフ法に関して教育へ応用するための方法論を研究開発し、その成果を学外において発表した。 具体的には、差異度を新しい差異比較の「基準」と「対象」とに分類し、包括的に差異度を捉え、それらの物理量の意味を考察した結果、大別して2種類の特性の異なる差異度にまとめた。特に、新たに分類した差異度Δ_Vの特性を理論的に考察した。すなわち、Δ_Vを線形変換して、ψ係数と命名したが、グラフが線形の場合に、本係数が従来の順位相関係数γと一致すること、さらにグラフが線形でない場合への適用可能であることを導いた。つまり、ψ係数が、順位相関係数の拡張であることを導いた。また実践例でその成果を確認した。 さらに、学習課題系列の戦略推定法に関する研究を発展させた。具体的には、理論を体系的にまとめ、実践例でその正当性を確認した。特に、推定法をいくつか提案し、それぞれの特質や利用法について論じた。
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Research Products
(6 results)