2005 Fiscal Year Annual Research Report
身体、アーティファクトを用いた効果的コミュニケーション過程の分析とFDへの応用
Project/Area Number |
16500608
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
保崎 則雄 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (70221562)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊池 英明 早稲田大学, 人間科学学術院, 専任講師 (70308261)
鈴木 広子 東海大学, 教育研究所, 教授 (50191789)
中島 義明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (90012492)
山地 弘起 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (10220360)
西村 昭治 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (30207493)
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Keywords | 英語活動 / 小学生 / ティームティーチング / 視聴覚教材 / AET |
Research Abstract |
本研究は、1)小学校英語活動の様相を分析、2)新しい教授法を試行、教員、生徒の反応を確認、3)公立小学校が「総合的な学習の時間」内で行うことのできる英語活動を模索すること、の3点であった。実施したことは、 1)授業担当教員、教育センター指導主事との打ち合わせの後、授業を3回録画した。 (2004年11月、2005年2月、2005年11月)学年は、3、4年生、カメラ2台で1授業を録画した(教員の動き、表情と子供らの反応)。 2)録画した授業は、担当教員が事後視聴し、反省会を行い、改善点などについて意見交換した。その結果、授業者は、授業を第3者として観察することができ、授業中の動き、発語などに関して、確認した。 3)授業中の全対話を記述し、使用言語量(日本語と英語)の比較をした。3回目の授業になって、かなりスムーズな授業になったことが確認された。 4)合科制の授業(英語で算数を教える)を2005年度から始め、11月の研究授業では、かなりの成果を観察することができた。3回目の授業では、英語母語者による算数の授業を行った。児童は積極に参加した。 小学校英語授業は、近未来に科目化することが予想されるが、どこまでの習得を目標にし、中学校の英語授業にどのようにつなげて行くのか、という点が重要である。本研究では、もし、小学校英語活動において、従来のJET,AET,HRTの3者での授業から、最終的にはHRT一人で行うということを目指すのであるならば、 1)英語力をつける 2)教材のバリエーションを充実させる 3)英語教授法(TESOL)を必修化 4)教員養成を確立 というようなことが不可欠である。本研究では、主に教員の研修(FD)に焦点を合わせ、養成と現職研修のあり方が重要であるとの結論を実証的に示したが、今後は、2)の教材研究と合わせて学習環境(英語の部屋:e-room)について発展して行くと予定される。
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Research Products
(3 results)