2004 Fiscal Year Annual Research Report
学習者レスポンスの分析による思考過程の変容の解明と授業改善
Project/Area Number |
16500610
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Research Institution | Toyo Eiwa University |
Principal Investigator |
塚本 栄一 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (70298298)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤堀 侃司 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (80143626)
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Keywords | 学習者レスポンス / 思考過程 / 授業改善 / 初等中等教育 / 携帯電話 / テキストマイニング |
Research Abstract |
本研究の第一の目的は、学習者の自由な記述による学習者レスポンスから、学習者の思考過程の変容を明らかにすることである。第二の目的は、その抽出されたキーワードが授業改善に有効であることを実証することである。研究代表者の塚本は研究全体を総括し、主として学習者レスポンスの文章解析の研究とその授業改善への適用を推進した。研究分担者の赤堀は主として初等中等教育への適用を検討した。 そこで携帯電話による学習者の感想メールを収集し、学習者レスポンス分析を試みた。しかしながら十分雑音を除去できていないので、教示を変化させた場合の効果を検討している。 具体的には、研究は次のように進められた。 (ア)学習者レスポンスのキーワードの出現頻度分布を測定した。しかし先述したように雑音を十分には除去できていない段階である。 (イ)したがって現在は教示との関係を研究中の段階である。これが進み次第成績や授業内容とキーワードの相関分析を行う予定である。 (ウ)その上でその相関関係から授業改善に有効な重要キーワードの候補を抽出し、 (エ)来年度は授業改善の評価を行う計画である。平行して初等中等教育への適用を研究する。 (オ)これらデータ処理には、株式会社ジャストシステムのテキストマイニングシステムCBMIを利用し、実際に授業で収集した携帯メール文の文章を分析し学習者レスポンスとして重要であるか否かについて、実証研究を行っている。平成17年度には、授業改善の実証実験を行う予定である。 以上については学会論文誌に投稿発表を行い研究機関において口頭発表を実施した。また初等中等教育についても実証実験を実施し学会発表を行った。
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Research Products
(3 results)