2005 Fiscal Year Annual Research Report
ユニバーサルデザインとしてのシンボルコミュニケーションに関する認知心理学的研究
Project/Area Number |
16500614
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
井上 智義 同志社大学, 社会学部, 教授 (40151617)
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Keywords | コミュニケーション / シンボル / 動画 / アニメーション / 認知心理学 / 高齢者 / 障害者 / 異文化理解 |
Research Abstract |
1.カナダでのシンボル開発者との情報交換やカナダでのデータ収集をおこなった。あわせて,日本に居住する外国人留学生への聞き取り調査も実施した。 2.幼児と高齢者を対象にした動画シンボルの意味理解についての心理学的な調査を実施した。その結果の一部は,日本教育心理学会(国内学会)で,また関連の研究知見については,APA(アメリカ心理学会:国際学会)で発表した。 3.研究成果の一つとして,『ピックブック』と呼ばれるアルバム形式のコミュニケーション支援道具を開発した。この実践用具は,カテゴリーごとに紙面が設定されたシンボル集であり,コミュニケーションの必要に応じて,それぞれのシンボルを対話相手に示すことにより,コミュニケーションをスムーズにしようとするものである。シンボルのほかに中国語と英語,そして,日本語の2つの表記の合計4種類からなる文字を併記することにより,外国語の学習に役立つ教材としての性格も備えたものとなっている。
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Research Products
(1 results)