2005 Fiscal Year Annual Research Report
視聴覚障害者が参加できるeラーニングシステムの研究開発
Project/Area Number |
16500621
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
伊奈 諭 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (60231734)
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Keywords | 視覚障害補償 / 視覚障害者 / 音声ブラウザ / 遠隔学習 / 触覚ディスプレイ / フォースフィードバック / スクリーンリーダ / 力覚ディスプレイ |
Research Abstract |
e-ラーニングや遠隔学習のあり方に関して、視聴覚障害者でも参加利用できる可能性を環境やシステム面および教材コンテンツの観点から実験調査し、その現状を把握するとともに、今後いかなる視聴覚障害補償機構が必要であるかを調査実験から明らかにする研究を行った。(ただし、今回は諸処の事情により視覚障害者対応の研究が中心となり、聴覚障害者対応は十分な研究環境を整えることができず今後の課題として継続調査と研究を行うことにした。)具体的には以下のようにe-ラーニングシステムを立ち上げ、各種の視覚障害者インタフェース機器とソフトウエアを導入、接続した後、さまざまな実験を行い、既存e-ラーニングシステムの問題点の抽出と評価を行った。 1.e-ラーニングシステムを実験稼動するためのサーバシステムとWebページの構築 OS : RedHatLinux 9、Webサーバ:Apache2、システム開発言語:PHP、データベース:MySQL、ブログシステム:Nucleus、ホームページビルダ8+e-ラーニング教材作成エクステンション 2.e-ラーニングシステムの導入と構築 東京大学とNIME(メディア教育開発センター)が開発配布しているexCampusシステムをインストール、実験用システムとして構築利用を行った。 3.障害者インターフェース機器およびソフトウエアの実装と利用実験 点字プリンタ、点図ディスプレイ、点字ピンディスプレイ:BrailleMemoBM24、フォースフィードバック装置、スクリーンリーダ(XP-Reader)、ホームページリーダ:IBM HPR3.01 その結果、以下のことがらについて明らかにした。 (1)視覚障害ユーザに対する情報補償面での可能性と問題点 (2)新たな視覚障害補償インタフェースの導入調査とシステム開発の検討 (3)視覚障害者も使える具体的なインタフェース研究および教材コンテンツの作成方法およびオーサリングツールの要件
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Research Products
(1 results)