2005 Fiscal Year Annual Research Report
現在,過去,未来を見通す多重目標による移動通信ネットワークのモデルと評価
Project/Area Number |
16510104
|
Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
小野里 好邦 群馬大学, 工学部, 教授 (10143710)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 潮 群馬大学, 工学部, 助教授 (00292623)
河西 憲一 群馬大学, 工学部, 助教授 (50334131)
|
Keywords | 移動通信ネットワーク / 移動エージェント / 位置管理 / 移動ログ / ログ損失 / アドホックネットワーク / 性能評価 / 計算機シミュレーション |
Research Abstract |
1)将来の移動通信ネットワークでは、モバイルノードの効率よい移動制御管理が必要となっている。本研究では、まず、マルチステップIPページングにおけるページングコストと遅延に関する以下の性質を示した。ここで、サブネットの存在確率は既知と仮定する。 A)サブネットの存在確率が密であるほど、つまり確率分布の分散が小さいほど平均ページングコストと平均ページング遅延の値が小さくなる。 B)グループ数を多く分割するほど、平均ページングコストは単調に減少し、平均ページング遅延は単調に増加する。 次に、上記の結果を基にして、遅延の許容される範囲で多くのグループに分割し、ページングコストを最小限に抑えることで効率よいIPページングが可能になることを理論モデルを用いて明らかにした。 2)アドホックネットワークにおけるMobile Agent(MA)の位置登録制御について移動ログを探索していく手法(Path Proxies)について研究した。 アドホックネットワークでは、ノードが移動したり、故障のため、ノード間にリンクが接続できない状況が起こりうる。そのような状況でも、効率よく探索MAが発見できるアルゴリズムを提案した。移動ログをたどっていくリンクが消失した場合、探索手法としてフラディングを用いると探索MAが必ず発見できるが探索時間及び探索コストがかかる。そこで、本研究では、ネットワークトポロジーの変化情報を利用して最短ルートを見つけるアルゴリズムを提案し、シミュレーションによりアルゴリズムの有効性を示した。本アルゴリズムを用いると、ネットワークにおいてノードが密に配置されている場合、フラッディングより探索コストが改善されることを示した。
|
Research Products
(17 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] 移動ログを補完するMLB方式の提案2005
Author(s)
石井 雅将, 小野里 好邦, 河西 憲一
-
Journal Title
日本シミュレーション学会多次元移動情報通信網自動設計技術ワークショップ,JSST-MMW2005,2005年3月10日〜3月11日,伊香保,群馬県,日本シミュレーション学会多次元移動情報通信網自動設計技術ワークショップ講演論文集
Pages: 34-41
-
-
-
-
-