2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16520019
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中山 康雄 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (60237477)
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Keywords | 全体論 / 言語行為 / 一人称権威 / 知識の哲学 / 社会の現実性 / 言語哲学 / 心の哲学 / 時間的可能性 |
Research Abstract |
本年度は、本研究の成果をまとめる作業を中心に行った。 6月には、科学基礎論学会講演会において、「時間的可能性の論理的分析」と題した哲学的存在論・時間論に関する単独発表と、研究協力者の池吉琢磨氏との共同発表「事実的知識と遂行的知識の区別」を行い、知識の問題に関する考察を深めた。さらに8月には、日本認知科学会大会において、「言語行為の埋め込みに関する論理的分析」と題した単独ポスター発表と、手塚知訓氏との共同のポスター発表「心の科学における一人称権威の位置づけ」を行い、心のモデルや言語行為の問題について分析した。そして、10月に開催された日本科学哲学会大会において、「言語行為の埋め込みの志向性変更モデルによる分析」という題の口頭発表を行い、これをもとに紀要論文を執筆した。さらに、2007年1月には、『言葉と心-全体論からの挑戦』と題した著書を出版し、言語哲学と心の哲学の接点を探る研究を公表した。そして、2007年3月には、北海道大学において開催された国際ワークショプ「SOCREAL 2007 International Workshop on Philosophy and Ethics of Social Reality 2007」において招待講演者のひとりとして「A New Analysis of the Structure of Social Reality」と題した口頭発表を行った。さらに、3月中旬からはドイツを訪問し、ベルリンのCentre of General Linguisticsおよびドレスデン工科大学において、「An Analysis of Embedded Speech Acts Using an Intentionality Change Model」と題した口頭の研究発表を行った。また同じく3月に、本研究の研究成果報告書をまとめた。
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Research Products
(9 results)