2005 Fiscal Year Annual Research Report
アメリカにおけるアジア系移民の社会と文化の変遷-アジア系アメリカ文学を通して-
Project/Area Number |
16520194
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
野崎 京子 京都産業大学, 文化学部, 教授 (90121540)
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Keywords | アジア系移民 / トランスナショナル / ジェンダースタディズ / 環境問題 / エスニックコミュニテイ / ベトナム系 / 日系 / 文化変容 |
Research Abstract |
平成17年度の申請書に記述した本年の研究実施計画は、ほぼ予定どおりに達成された。 6月4日、日本アメリカ学会でワークショップ"Hip-hopping America : Dimensions of Mainstreaming Subcultures"を司会、発表論文に同じトランスナショナルな姿勢を感じた。 6月20日、韓国で開催されたWW2005(女性学会議)で、"Comments on the Panel, Reading Landscapes : Japanese American Women Writers' Representation of Environmental Issues"を発表、ジェンダースタディズと環境問題それにエスニックコミュニティの関連性を論じた。 7月末、ロス・アンジェルスのベトナム系と日系コミュニティ調査で渡航、UCUのLinda Trinh Vo助教授やリトル東京のBill Watanabe氏の協力を得て、LAのエスニックコミュニティがアジア系移民の文化変容に多大に貢献している事を実感した。 10月末、コロンビア大学エスニック研究所Gary Okihiro所長を訪問、トランスナショナルアプローチを推進する事を決意。 11月初め、ワシントンD.C.でアメリカ学会に出席、戦後60年を経た現在のアメリカが持つアジアとの接点が、太平洋、朝鮮、ベトナム戦争などアジアが背景の戦争にある事、戦争を契機としたアジア系移民の増加など、戦時記録をもっと研究しようと思った。 11月7日、ブラウン大学Evelyn Hu-Dehart教授主催セミナー"Lives, Practices and Scholarship of Transnationalism"で講演した。 2月の2週間、カリフォルニア大学バークレー校で,日系コミュニティ行事に参加し、資料室と図書館で、関連のマイクロフィルムや未出版の原稿を読む作業に従事した。
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Research Products
(1 results)