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2007 Fiscal Year Annual Research Report

西ゲルマン諸語におけるダイクシスの研究

Research Project

Project/Area Number 16520238
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

渡辺 伸治  Osaka University, 大学院・言語文化研究科, 准教授 (90201186)

Keywordsダイクシス / 移動動詞 / ドイツ語 / 英語
Research Abstract

本年度の具体的な研究実績の概要は以下のとおりである。
第一は,英独オランダ語のダイクシス移動動詞であるgo/gehen/gaanとcome/kommen/komenの考察である。go型の移動動詞に関しては,基本的にはgoとgaanが同じ性質を示すが,gehenはいくつかの点で異なる性質を示すことを明らかにした。come型の移動動詞に関しては,基本的にはkommenとkomenが同じ性質を示すが,comeはいくつかの点で異なる性質を示すことを明らかにした。また,comeの具体的な使用条件についても考察した。これらの成果は,「言語における時空をめぐってV言語文化共同プロジェクト2006」所収の「英独オランダ語のダイクシス動詞-go/gehen/gaanとcome/kommen/komen-」という論文として公表されている。
第二は,ダイクシス理論の整備である。特に,原点転移概念の整備と準ダイクシス表現の分析をおこなった。原点転移に関しては,完全な形で原点転移が生じるのは「前/後」,「右/左」という語彙のみであり,典型的なダイクシス表現は一部のパターンの原点転移のみ生じることを示した。また,指示表現ではないが,使用条件にダイクシスが関与する言語形式である準ダイクシス表現を考察し,いくつかの下位範疇に分類した。これらの成果は,「大阪大学言語文化研究34」所収の「原点転移システムと準ダイクシス表現」という論文として公表されている。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008 2007

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] 原点転移システムと準ダイクシス表現2008

    • Author(s)
      渡辺伸治
    • Journal Title

      大阪大学 言語文化研究 34(印刷中)

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 英独オランダ語のダイクシス動詞-go/gehen/gaanとcome/kommen/komen-2007

    • Author(s)
      渡辺伸治
    • Journal Title

      言語における時空をめぐってV 言語文化共同プロジェクト2006

      Pages: 41-50

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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