2005 Fiscal Year Annual Research Report
コミュニケーション場面における非言語・パラ言語・コードスイッチングの機能分析
Project/Area Number |
16520248
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
篠崎 晃一 首都大学東京, 都市教養学部, 助教授 (00206103)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西郡 仁朗 首都大学東京, 都市教養学部, 教授 (20228175)
永瀬 治郎 専修大学, 文学部, 教授 (00076390)
中井 精一 富山大学, 人文学部, 助教授 (90303198)
|
Keywords | コミュニケーション場面 / 非言語行動 / パラ言語 / コードスイッチング |
Research Abstract |
本研究では、コミュニケーション場面において繰り返し使用される身振り手振りなどの非言語的手段や、声の大小、あいづちの打ち方、間(ま)の取り方などのパラ言語的手段等の機能を具体的に分析するとともに、表現意図を相手に正しく伝達したり、目的を遂行するためのコードスイッチングの有効性や働きかけの方策についても分析・検討した。 具体的に取り上げた揚面は (1)言葉によるコミュニケーションが成立しにくい場面として、 ・特別養護老人ホームにおける高齢者とケースワーカーとのコミュニケーション。 (2)目的達成の働きかけ方の差違を捉える場面として、 (ア)急病人の発生に伴い往診を依頼する場面 (イ)商店に置いて買い物という本来の目的外の荷物を預かってもらう場面 (ウ)スーパーで受け取った釣り銭の間違いを指摘し、確認してもらう場面 で、以上の分析から、言語以外の要素がコミュニケーションの成立に大きく関わっている実態を捉えることができた。
|
Research Products
(1 results)