2005 Fiscal Year Annual Research Report
海外ものづくり現場における英語使用についてのESP調査と分析
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16520302
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Research Institution | Institute of Technologists |
Principal Investigator |
山崎 敦子 (慶祐 敦子) ものつくり大学, 技能工芸学部, 助教授 (10337678)
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Keywords | English for Specific Purposes / コミュニケーション / 海外生産現場 / ものづくり / ディスコース / アンケート / 聞き取り |
Research Abstract |
2005年度は、英語圏と非英語圏にある生産拠点で英語使用実態の調査を行った。対象は以下の9社である。1)自動車部品製造会社、オーストラリアビクトリア州工場、2)自動車製造会社、オーストラリアビクトリア州工場、3)二輪車製造会社ベトナム工場、4)二輪車部品製造会社ベトナム工場、5)精密モーター製造ベトナム工場、6)下着製造会社ベトナム工場、7)食品製造会社ベトネム工場、8)自動車部品設計会社ベトナム子会社、9)半導体用セラミックス製造会、マレーシア工場。ベトナムでの日系企業の進出背景を調査するため、日系金融機関ハノイ支店、ベトナム商工会議所、JETROホーチミン支所、日本向け被服製造のベトナム民間企業の工場で聞き取りを行った。1)と2)は現地でのアンケート、3)から8)は現地での聞き取りとアンケート、9)は現場担当副社長に聞き取りとアンケートを行った。また、自動車製造企業人事担当者に技術者海外派遣の背景、特に技術者の英語レベルと企業内での派遣前英語教育などについて質問を行った。 2004年度調査で得られた英語圏にある製造現場でのデータを分析した中間結果は、製造現場でも直接的表現のみならず、婉曲な表現を要するコミュニケーションが行われていることを示しており、日本人技術者は婉曲表現を要する場面でのコミュニケーションが難しいと感じていることが分かった。また、非英語圏にある製造現場の英語ニーズは、取引先や販売先が日本のみであるか、また生産形態が労働集約的か技術集約的であるかにより異なることが分かった。 英語圏の日系生産現場担当者からのアンケート収集率を上げるため、本年度まで紙ベースで行っていたアンケートをwebベースのものに作り代えた。次年度は、タイに進出している日系企業を調査するとともに英語圏の現場からのアンケート収集を行う。現在までのデータの分析の後、報告書を作成する予定である。
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