2005 Fiscal Year Annual Research Report
英語科教員養成における英語圏の文化的教養教育の意義と必要性に関する研究
Project/Area Number |
16520340
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
杉浦 正好 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (30235874)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八田 玄二 椙山女学園大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (00238023)
野呂 忠司 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (40218376)
南 隆太 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (60247575)
アントニー ロビンズ 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (80324466)
アントニー ジェラルド・ライアン 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (30345938)
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Keywords | 教員養成 / ベトナムの英語教育 / 現職教育 / 小学校英語教育 |
Research Abstract |
研究プロジェクト2年目は次の2つの研究を中心に行った。 (1)研究代表者の杉浦正好、および研究分担者八田玄二、野呂忠司の3人は8月29日より9月4日までベトナムのハノイとバクザン省に赴き、行政当局(ベトナム教育訓練省初等教育局長、バクザン省教育訓練局初等教育部長)、教員養成担当者(国家大学外国語大学英語学科教師)、地元教育関係者(バクザン省英語教員、ハノイ補習塾教員)と会い、(a)英語教育政策と状況、(b)学校における英語教育事情(教科書や教授法など)、(c)英語教員の採用と現職教育、(d)初等教育英語教育の可能性と展望の4領域について聞き取り及び現地調査を実施した。その結果、困難な経済事情の中で、ベトナムが教員養成と現職教育に重点を置いている現状が浮き彫りになった。また、南隆太はマレーシアの英語教育について現地調査と資料収集を実施し、ベトナムとの比較研究をした。 (2)ベトナムとマレーシアの英語教育実践と教員養成の実態について細かな検討を行うことにより、日本の現状を考察し、英語教員養成に必要な教養を明確にしようとした。両国への現地調査の成果の検討と併行して、アントニー・ロビンズ、アントニー・ライアン、南隆太を中心として教員に必要な教養科目内容の検討と教材資料の作成をしている。またベトナムの英語教育実践に関する報告を基にして、小学校教育の現場で実践可能な英語教育とその教育を担当する教員に求められる資質についてプロジェクト・チーム内で議論を行い、具体的なカリキュラムを作成している。なお、今回のベトナムの教育実践報告は「アジアの英語教科書比較研究:ベトナムの英語教育」として中部地区英語教育学会和歌山大会(平成18年6月25日)の「課題別研究プロジェクト」の一つとして八田玄二が代表して発表の予定である。
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