2004 Fiscal Year Annual Research Report
英語におけるリズムパターンの生成モデルと音声言語指導法
Project/Area Number |
16520350
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
須藤 路子 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 教授 (60226587)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松野 和彦 名古屋外国語大学, 外国語学部, 教授 (90029679)
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Keywords | リズムパターン / 生成モデル / 音声言語指導法 / 持続時間制御 / ストレス / 弱形 / 第二言語習得 / 発音訓練 |
Research Abstract |
今回の研究では、まず日本人英語学習者を対象にし、長期にわたる留学のような言語環境がない状況で、英語のリズムパターンの習得がどの程度可能であるかを検討した。先行研究で効果が示唆された音声言語指導法による学習効果を継続的に測定し、習得の順序、速度、完成度を検討した。特にストレスに関連する持続時間制御に焦点をあて、ストレスを担う内容語と弱形として生成される機能語の持続時間制御を観測した。 被験者を、米語母語話者(成人)と日本人英語学習者(海外滞在経験のない大学生)とし、生成実験を実施した。被験者の日本人大学生について、英語音声学・音声言語科学に基づく発音訓練を4ヶ月間実施し、学習効果を継続して定期的に録音、録画した。英語のリズムパターン生成の習得過程を観測した。実験資料は、ストレスを担う内容語と弱形として生成される機能語の生成パターンを観測するための実験文と短い談話とした。日本人被験者の英語能力を英語発音訓練開始時と訓練終了時の2回、TOEICにより測定した。ビデオ収録を2回実施、1回目は、発音訓練実施前、2回目は発音訓練終了後に実施した。また、音声収録を毎月実施した。音声資料に関して、母語話者と日本人学習者のリズムパターン生成データを比較・分析した。具体的には、弱形の生成パターンとストレスを担う内容語の生成パターンを観測・分析した。音声分析ソフトを用い、音声波形、スペクトログラム、イントネーションカーブを作成し、習得の順序、速度、完成度を測定した。特に、ストレスに関連する持続時間制御の習得を検討した。
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Research Products
(1 results)