2004 Fiscal Year Annual Research Report
一貫性教育に位置づけるための小学校英語:英語習得と保持能力向上の調査研究
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16520368
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Research Institution | Komazawa Women's Junior College |
Principal Investigator |
金澤 延美 駒沢女子短期大学, 保育科, 助教授 (40281555)
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Keywords | 小学校英語 / 言語保持・喪失 / カリキュラム / 英語プログラム |
Research Abstract |
本研究の目的は、現行の小学校英語活動に見られる音声重視傾向に改善を加えるという視点に立ち,仮説:リーディングによる読解力重視のカリキュラムは,音声重視よりも英語保持能力を高め、長期的展望に基づく英語教育の重要な基礎となる」の検証を行うことにある。この目的達成のため,文献調査、帰国子女を被験者とした調査,国内外の英語プログラムの調査を実施する。 今年度は、(1)日本の帰国子女の言語保持・喪失に関するデータ収集と分析(2)国内の英語プログラムの現状調査(3)米国で英語プログラムの視察調査を行った。 (1)財団法人海外子女教育振興財団の協力を得て,同財団の主宰する「外国語保持教室」を研究対象とする以下3つの調査を実施し,現在データを分析中である。 (1)教室担当講師のアンケート調査(回収数20)(5月) (2)保護者のアンケート調査(回収数352)(8月) (3)生徒の英語保持に関する言語テストの実施(実施数735)(10月) (2)国内の学校視察を行い、授業見学および資料収集を行った。 (1)金沢市英語特区の小・中学校3校(木曳野小,大徳小,大徳中) (2)沼津市のイマージョン教育校(加藤学園) (3)米国2州((1)カリフォルニア(2)ニューメキシコ)の小・中学校を視察訪問し、英語プログラムの授業見学とカリキュラム等の資料入手を行い、現在資料整理中である。 (1)Roscoe Elementary School, Coldwater Canyon Elementary School, Woodland Hills Elementary School, Victory Blvd Elementary School,およびサンディエゴ市教育委員会 (2)Valle Vista Elementary School, Longfellow Elementary School, Dolores Gonzales Elementary School, Washington Middle School,およびアルバカーキ市教育委員会 来年度は英国の学校視察と,英語プログラムに関する資料収集を予定している。
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