2006 Fiscal Year Annual Research Report
先駆的英国人日本学者のネットワーク-サトウ,アストン,チェンバレンを中心に-
Project/Area Number |
16520390
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
乕尾 達哉 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (30164065)
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Keywords | サトウ / アストン / チェンバレン / ディッキンズ / 日本学 / 日本アジア協会 / 王立アジア協会 |
Research Abstract |
1)連合王国国立公文書館(National Archives)において、Satow Papersのうち、PRO30/33/15〜17所収のサトウの日記から資料収集を行い、サトウとアストンとの日本学をめぐる交友関係を明らかにした。 2)上記のSatow Papersのうち、PRO30/33/11/4・5・6のサトウとディッキンズ夫妻との往復書簡を調査し、サトウ、アストン、チェンバレンらとディッキンズとの日本学をめぐる交友関係についても今後本格的に調査すべきことを明らかにした。 3)ケンブリッジ大学図書館において、アストン旧蔵和書等に見られるアストンの書き入れの調査を行い、アストンの日本学研究の実態の一端を具体的に明らかにした。 4)上記図書館所蔵の「アストン和書目録」(仮称)の分析・翻訳を行い、一部活字化した。 5)アストン「英訳日本紀」の脚注の翻訳を行い、一部活字化した。 6)王立アジア協会および日本アジア協会の紀要の複写を入手し、明治期のジャパノロジストの活動の一端を明らかにした。 7)研究期間中の成果を研究成果報告書として刊行した。
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Research Products
(4 results)