2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16520488
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
寺谷 亮司 愛媛大学, 法文学部, 教授 (10207491)
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Keywords | モーリシャス:セイシェル:仏領 / 国際情報交換(モーリシャス) / 都市システム / 新開地都市 / ゲートウェイ都市 / 地理学 |
Research Abstract |
本研究の目的は,南部アフリカおよび北東アジアにおける都市群の発生から現在までの変遷過程を分析し,その地域間比較を行うことによって,新開地における都市システムの変遷と特性を考察することである。 本年度の主たる調査地域はモーリシャス共和国の本島とロドリゲス島および仏領レユニオン島,アジア地域では韓国である。両国において,センサスや年次統計書などの主要統計,都市や産業に関する参考文献を収集するとともに,主要都市であるモーリシャス本島のポートルイスとカトルボーン,ロドリゲス島のポート・マチュリン,仏領レユニオン島のサンドニにおいて,都市景観や都市的土地利用の現地調査を実施した。また,韓国でのゲートウェイ都市国際会議に出席し基調講演を行うとともに,仁川市における日本占領時代から現在までの都市発達史の調査を実施した。国内調査では,上記各国の植民地時代の状況を復元するため,国立民族学博物館所蔵の英国議会文書やアジア経済研究所所蔵資料を検討し,関係文書をコピーし,貴重な資料を得た。 上記調査の成果を踏まえ,2006年3月20日には,愛媛大学において,「モーリシャスからの教訓」をテーマとする日本アフリカ学会中四国支部研究会を実施した。その報告概要は下記のとおりである。1.寺谷亮司(愛媛大学):「モーリシャスの経済と産業」,2.小池理恵(富士常葉大学):「モーリシャスの言語事情と文学」,3.ゴードン・ムアンギ(四国学院大学):「ディエゴ・ガルシア島問題の再考」。
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Research Products
(3 results)