2004 Fiscal Year Annual Research Report
NEW TECHNOLOGY AND CRIME CONTROL
Project/Area Number |
16530046
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
MARK FENWIK 九州大学, 大学院・法学研究院, 助教授 (90315036)
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Keywords | 犯罪防止 / MICHEL FOUCAUCT / NIKOLAS ROSE / INFORMATION TECHNOLOGY / DAVID GARLAND / CCTV / テロリズム |
Research Abstract |
過去20年間における犯罪制御を目的とした科学や技術の導入の増加には目覚しいものがある。これら犯罪制御への科学や技術の導入は、2001年9月11日以降、政府が対テロリズム策の鍵として科学技術を使用し始めたことによりさらに強化された。ビデオやオーディオ機器を用いた監視、熱、光、動き、音、臭いを感知する装置、電子学、生物測定学的情報、ドラッグテスト、DNA分析、マッチングやプロファイリング、データマイミング、マッピング、ネットワーク分析やシミュレーション等といってコンピュータ技術の使用などがそれである。本プロジェクトは、特にテロリスト対策に関わるこれら技術の発展を理論的、また比較的観点から研究に取り組んでいる。 今年度は研究の初年度にあたるため、まずデータ解析、情報収集のためのパソコンや周辺機器の整備、各種の資料収集等を行った。 これらをもとに、今後は、いくつかの国における新技術の司法に対する影響を比較研究していく予定である。特に、日本、イギリス、シンガポールに注目する。これらの発展を社会学的理論における最新の研究、特に、新技術がいかに社会制御の新しいポスト・リベラルの形態の出現に貢献しているかに焦点をあて結びつける。
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Research Products
(3 results)