2005 Fiscal Year Annual Research Report
Shikoku Firms Abroad:Trends and Problems
Project/Area Number |
16530256
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
LIM Lrong Yew 香川大学, 留学生センター, 助教授 (00262840)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
板倉 宏昭 香川大学, 地域マネジメント研究科, 教授 (80335835)
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Keywords | SHIKOKU / EXPORT / STRATEGY |
Research Abstract |
平成17年度は、前年度の理論的研究に引き続き、四国企業における国際化もしくは海外進出活動について、調査を進めた。主に当研究の研究費を使って購入した図書や既存文献にもとづいて分析を進めた。四国の多くの企業は中小企業であるが、国際化が進展している企業も少なくない。国際化に関する歴史を調査し、日本企業の海外進出の状況を確認した。 次に、四国の製造業の海外進出状況を研究した。四国企業の海外への工場進出について、産業別に分類して見ると繊維や食料品、電気機械、化享製品、石油製品などが多く見られる。進出先はアジア諸国中心となり、特に中国への進出が進展している。進出目的は様々であるが、もっとも主要な理由は、低コストの労働力を活用、生産あるいは販売拠点の強化、現地市場の開拓、安価な原材料の活用などがある。これらの実態を反映するために現在、複数の企業へのヒアリングを企画中である。 同時にケースとしてThe Resurgence of the Imabari Towel Industry: the fit between technology and industrial systemというペーパーをまとめ、ウォーキングペーパーとして公表している。この研究は今治タオル産業における歴史と再生および海外進出について研究した。専門家の研究者の意見やコメントをもとめて改善し、学会発表およびジャーナルに投稿するように計画をしている。関連研究として、四国地方の企業について歴史を中心にまとめたものをケース集として出版した。扱われているケースは、経営戦略全般に関するものであるが、国際化や海外進出に関する内容を含んでいる。
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Research Products
(2 results)