2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16530264
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Research Institution | Reitaku University |
Principal Investigator |
中野 千秋 麗澤大学, 国際経済学部, 教授 (40255170)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 敏之 (財)機械振興協会, 経済研究所, 研究員
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Keywords | 企業倫理の制度化 / コンプライアンス型の制度化 / 価値共有型の制度化 / 管理指向の組織風土 / 自由闊達型の組織風土 / 企業倫理確立に向けての取り組みの成果 / 倫理的 / 反倫理的意思決定に影響を及ぼす要因 / 管理者の倫理観 |
Research Abstract |
H16年5月 【中野】が作成した「調査デザイン」および「調査票の叩き台」を【山田】に提示した。 H16年5月〜9月 【中野・山田】両者の間で意見交換を重ね、「調査デザイン」および「調査表(案)」の内容を検討した。 H16年10月 「調査票」最終案を完成。 H16年11月 【中野】が調査票および調査依頼の挨拶文等の印刷原稿作成し、印刷に回す。その間、【山田】が調査票発送に向けての準備(宛名ラベル作り等)を行なった。 H16年12月 アルバイト学生を使って、調査票の発送作業を実施(12月1日)。調査票の発送先は、国内全上場企業および主な保険会社等の未上場企業、計3714社。回答締切りを12月22日に設定した。以上【中野】。 H17年1月 年明けに送れて回答があった企業数社分も含めて、調査票回収を締切り。最終的に、計227社からの回答を得た(有効回答率6.1%)【中野】。 H17年1月〜2月 回収した調査票のデータ入力作業、および単純集計結果をまとめた【山田】。 H17年2月〜3月 【中野・山田】両者の間で、単純集計結果の分析・検討を行なった上、調査報告書のドラフト作成に向けて、執筆分担箇所を決めた。10年前の調査結果と比べて、企業倫理制度化の状況は大きく進展しているが、その他の質問項目に対する回答状況は、それほど大きく変わっていないようである。また、新たに追加した「企業倫理制度化タイプ」と「組織風土のタイプ」の対応関係に関する結果については、両者の適合関係に関する事前の仮説とやや異なっており、企業倫理制度化の効果は「倫理制度化」のタイプよりも、むしろ「自由闊達な組織風土」において高い傾向にあることが分かった。以上のような単純集計結果に関する理解を共有しながら、【中野・山田】がそれぞれの分担箇所について、さらなる分析・考察を加え、調査報告書のドラフト作成にあたる予定である。H17年4月以降の予定:夏頃までに【中野・山田】が調査報告書ドラフトのそれぞれの分担箇所を執筆し、年内の報告書完成を目指す。
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