2007 Fiscal Year Annual Research Report
婦人保護施設利用者の特性および利用要因の変化と自立後も継続された支援の必要性
Project/Area Number |
16530374
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Research Institution | Shizuoka University of Welfare |
Principal Investigator |
武藤 裕子 Shizuoka University of Welfare, 社会福祉学部, 講師 (40341721)
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Keywords | 婦人保護施設 / ドメスティクバイオレンス / 自立支援 / DV防止法 |
Research Abstract |
1、 平成19年8月に、元婦人保護施設施設利用者2名にお願いし、座談会方式でのインタビュー調査を行った。施設を退所してからの様子や、どのような支援が必要かの意見を聞き自立後の支援を考察した。 2、 平成19年2月より『婦人保護事業の50年』編纂にかかわり、入手しにくい私設婦人保護施設のデータ収集を行った。個人で施設に資料提供をお願いしても、その入手は困難であるが、この編纂作業に参加したことにより、施設の資料考察することが可能となった。月に1〜2回程度の会合に参加し、資料の入力や分析等の作業に参加した。この書籍の中で、婦人保護事業の文献レビューおよび各機関・施設で行っている統計資料に関して提言を行った。 3、 各都道府県に設置されている婦人相談所に「事業概要」の送付を依頼し、婦人相談所、一時保護所、婦人保護施設の「主訴」「年齢」「利用期間」等を集計し、平成16年に収集済みのデータとの比較・分析を試みた。都道府県別で集計を行ったため、地域差が明らかとなった。 また、「国民の福祉の動向」に記載されている年齢別施設利用者数を、1958年から2005年度分まで集計し、その変化の分析を試みた。この中で、大きな変化の年があることがわかった。 4、 現在、これらの報告書を作成中(5月中に発行予定)。
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Research Products
(1 results)