2006 Fiscal Year Annual Research Report
社会福祉実践における生活場面面接の理論と方法の体系化に関する研究
Project/Area Number |
16530376
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
小嶋 章吾 国際医療福祉大学, 医療福祉学部, 准教授 (90317644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶌末 憲子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (80325993)
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Keywords | 生活場面面接 / Life Space Interview / ソーシャルワーク / ケアワーク / 高齢者福祉 / 社会福祉実践 / 技法 / 教育訓練 |
Research Abstract |
最終年度である本年度は、次の2点を中心に実施した。 (1)生活場面面接技法の体系化 昨年度の1月〜3月にかけて、「生活場面面接技法の体系」(試案)にもとづき作成した46項目にわたる生活場面面技法をもとに、東京都及び栃木県の在宅介護支援センター438カ所全数に所属するそれぞれ2名ずつのソーシャルワーカーを対象に、また全国ホームヘルパー協議会の会員が所属する訪問介護事業所2500カ所の十分の1にあたる249カ所をランダムサンプリングし、それぞれ3名ずつのホームヘルパーを対象に実施した。その結果、ソーシャルワーカーでは回収数308票(回収率35.2%)、ホームヘルパーでは回収数307票(回収率41.1%)を得て因子分析を行った結果、7因子23項目からなる生活場面面接技法の体系を導き出すことができた。以上、研究協力者として古谷野亘先生(聖学院大学教授)の指導を受けた。 (2)生活場面面接研修とその評価をもとにした教育訓練プログラムの作成 全国社会福祉協議会主催の地域権利擁護事業生活支援員研修、東京都民生委員児童委員連合会主催の現任研修、栃木県ケアマネジャー支援センター主催の専門研修等において実施した。これらをもとに、生活場面面接の教育訓練プログラムを作成した。 (3)生活場面面接技法の精緻化 生活場面面接技法の精緻化を図るために、現任者に対する追加的なヒアリングを実施した。また先行研究レビューの補足として、欧米の文献を翻訳した。
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Research Products
(3 results)