2004 Fiscal Year Annual Research Report
子どもの自己肯定意識を向上させる学社連携プログラムの開発と学習意欲に関する研究
Project/Area Number |
16530514
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Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
岩永 定 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (90160126)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野瀬 雅人 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (40224290)
芝山 明義 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助手 (10243742)
梅澤 実 鳴門教育大学, 学校教育実践センター, 教授 (60314887)
弓削 洋子 鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80335827)
橋本 洋治 名古屋短期大学, 保育学科, 専任講師 (00390055)
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Keywords | 学社連携 / プロジェクト・アドベンチャー / 自己肯定意識 / 自然体験 / 冒険プログラム / 社会教育施設 |
Research Abstract |
本研究は,子どもの自己肯定意識の低さに教育問題の原因の一端があると考え,その向上を図る有効な方法を探ることを目的としたもので,今年度は3年計画の初年度にあたる。本年度実施した研究は以下の4点である。 第1に,自己肯定意識に関する先行研究をフォローするとともに,次年度に向けた意識測定尺度の開発に取り組むための概念の把握と尺度の妥当性を検討した。 第2に,子どもの自己肯定意識を向上させるためには学校教育だけでは限界があると考え,学社連携に関する質問紙調査を,全国の青年の家,少年自然の家,野外活動センターなどを対象に実施した。配布総数は498,回収数は310(62.2%)で,現在分析中である。この結果は日本教育行政学会において発表する予定である。 第3に,自己肯定意識の向上を意図したアメリカにおけるプロジェクト・アドベンチャーに関する文献を検討し,その歴史及び理論の把握に努めた。そのために,研究分担者・協力者で4回の学習会を実施した。 第4に,アメリカのセラピー理論から発展したプロジェクト・アドベンチャーをいち早く取り入れた,宮城県教育委員会の生涯学習課,高校教育課,松島野外活動センター,志津川海洋青年の家の担当者にインタビューを実施し,活動内容と成果,課題等を把握した。これらのデータや収集した資料を基に,日本教育経営学会において発表する予定である。
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