2006 Fiscal Year Annual Research Report
教室内コミュニケーションの比較研究-「自己表現できる日本人」を育てるために
Project/Area Number |
16530520
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
川中 淳子 島根県立大学, 総合政策学部, 准教授 (50294509)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江口 真理子 島根県立大学, 総合政策学部, 教授 (00269523)
WHITE Sean Allan 島根県立大学, 総合政策学部, 准教授 (00326406)
清 ルミ 常葉学園大学, 外国語学部, 教授 (60308682)
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Keywords | 教室内コミュニケーション / 日米比較 / 学力低下 / 学習支援 |
Research Abstract |
平成18年度は、日本およびアメリカにおいてフィールドワークによるデータ収集を行った。江口真理子は島根県浜田市の原井小学校および石見小学校において、6年生のクラスを対象としてビデオ撮影を行った。それぞれの学校において、国語、算数、理科、社会の授業における教室でのコミュニケーションを16時間分撮影した。ほぼすべてのデータを文字化する作業を終了した。 江口真理子は、ミシガン州の小学校において、1年生のクラスを対象として、英語、算数、科学の4時間分のビデオ撮影を行った。アメリカでのビデオ撮影は、プライバシー配慮のため、困難を要した。ビデオ撮影の許可を得るために、子どもの親全員から許可を取らなければならなかった。そのため、6年生のデータが予定よりも少ないという結果になった。 日本とアメリカの教室コミュニケーションの分析手法は再考を迫られることとなった。当初、双方の言語データを「発言回数」や「発言時間」によって分析する手法を採用する予定であったが、日米のコミュニケーションがまったく異なり、アメリカでは教師が全員に向かって話すという例が極端に少ないことが判明したため、当初考えていた分析手法が不適当となった。日本のコミュニケーションは伝統的ないIREのパターンを取っていたが、アメリカでは教室がいくつかのセクションに分けられ、子供同士が学びの活動を展開するという非伝統的なコミュニケーションが行われていた。
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Research Products
(31 results)