2004 Fiscal Year Annual Research Report
保育の質を高めるための「保育内容」の再構造化-フィールド調査に基づいた「保育内容論」の構築に向けて-
Project/Area Number |
16530537
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Research Institution | Shoin Higashi Women's Junior College |
Principal Investigator |
瀧川 光治 樟蔭東女子短期大学, 講師 (40340939)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
無藤 隆 白梅学園短期大学, 学長・教授 (40111562)
岡本 拡子 高崎健康福祉大学短期大学部, 児童福祉学科, 助教授 (80309442)
砂上 史子 弘前大学, 教育学部, 講師 (60333704)
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Keywords | 子ども / 乳幼児 / 保育実践 / 保育内容 / 構造化 / 保育の質 / フィールド / 実践研究 |
Research Abstract |
平成16年度については,下記の6点の研究計画の実施を当初計画していた。各々について実績を示す。 (1)の保育所・幼稚園の個々のフィールド調査については大阪地区が瀧川,東京地区を無藤,群馬地区を岡本,青森地区を砂上が個々に実施し,データ収集を行った。 (2)また,文献調査については,それぞれの立場で4人とも実施した。結果の一部については,日本乳幼児教育学会第14回大会で口頭発表を行った。 (3)岡本が平成16年9月に研究成果を持って,アメリカ・イリノイ大学のダニエル・ウオルシュ教授(文化心理学)の主催する研究会に参加し成果を発表し討議を深める予定であったが,諸般の事情により実施できなかった。 (4)の戦後の保育構造論について,その資料収集・第1次分析については,研究代表者・瀧川が行い,日本乳幼児教育学会第14回大会で口頭発表を行った。 (5)シンポジウムの開催については,日本保育学会第57回大会及び日本発達心理学会第16回大会で行った。前者では「保育学研究における質的アプローチの有用性(1)」として実施し,後者では「保育実践にみる子どもの発達」として実施した。 (6)研究分担者とのメーリングリスト(以下MLと略),および研究交流のメーリングリストの2つを運営し,情報の交流を行っている。研究分担者間のMLでは,主として事務連絡および研究状況の交流を行い,研究交流のMLでは,シンポジウムや学会口頭発表の際に,ML参加者を募り,とくに保育者養成校に勤める研究者を中心として40名規模で研究の交流を図っている。
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Research Products
(3 results)