2006 Fiscal Year Annual Research Report
学生生活調査データを中心にみた学生文化の変化動向に関する研究
Project/Area Number |
16530552
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Research Institution | Musashino University |
Principal Investigator |
岩田 弘三 武蔵野大学, 現代社会学部, 助教授 (70176551)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武内 清 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (30012579)
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Keywords | 学生文化 / 学生生活費 / 大学評価 |
Research Abstract |
本研究の全体目的は、文部科学省『学生生活調査報告』(以下、文部科学省調査と略す)や全国大学生活協同組合連合『学生の消費生活に関する実態調査』(以下、生協調査と略す)などを中心とする、学生生活調査の解析を基本に据え、さらにそれらデータだけからでは把握できない、学生の意識の変化をアンケート調査で補い、学生文化の動向を総合的に明らかにすることである。この目的にそくし、3年計画の最終年度に当たる本年度は、以下の作業を行った。 (1)文部科学省調査については、日本学生支援機構から、2004年度・2002年度・1996年度の個票データの提供を受け、今回は、とくに最新の2004年度データについての解析を行った。(2)同一学生を対象とした、一昨年度から本年度にわたる継続的インタビューの一環として、本年度は3年生になった学生に対し、学生文化に対するインタビュー調査を実施した。(3)学生文化を規定する要因として、各大学独自の学風に着目し、それぞれの大学が、どのような過程をへて、学風を形成してきたのかを、一部の私立大学をサンプルにとり、歴史的に検討した。(4)以上の成果を含めて、これまでの研究を総合し、最終報告遺書を作成した。なお、(3)については、今年度、部分的な成果として論文化した。また、(1)、(2)については、解析結果を、来年度に論文化する予定である。 なお、本研究を進めるに当たり、物品費は必要文献、資料整理目的の消耗品の購入、旅費は調査打合せ、謝金等はデータの基礎集計のために主に用いた。
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Research Products
(1 results)