2004 Fiscal Year Annual Research Report
学生による授業評価の深化とFDを結びつけた授業の改善システムに関する実証的研究
Project/Area Number |
16530604
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
橋本 健夫 長崎大学, 教育学部, 教授 (00112368)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大塚 雄作 京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 教授 (00160549)
山地 弘起 長崎大学, メディア教育開発センター・研究開発部, 助教授 (10220360)
鈴木 誠 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (60322856)
茂地 徹 長崎大学, 工学部, 教授 (90100883)
三尾 忠男 早稲田大学, 教育学部, 助教授 (20219596)
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Keywords | 授業評価 / 高等教育 / 学生参加型授業 / ポートフォリオ / FD |
Research Abstract |
大学における学生による授業評価の実施は、様々な研究や提言を受けて多数の大学で実施されるようになった。特に教員の負担を軽くし、評価要旨を工夫することによって、学期末のみならず教員が希望する時期に実施できるようなシステムも誕生している。しかし、これらのシステムを生かして、学期中の授業改善に結び付けている例は少ない。 そこで、学生の自主的な授業参加を促し、彼らに納得感や成就感を与えるとともに、学力保証ができる大学の授業の創造を目標にして本研究のスタートを切った。まず、普及しつつある学生による授業評価を学生や教員がどのように捕らえ、何を期待しているかを調査し、分析を行うとともに、学生たちに納得感を与える授業を実践的に追及したいと考えた。このために、次に掲げる調査を行うことにした。 (1)学生による授業評価に対する学生や教員の関心や期待度 (2)評価を効果的にフィードバックする方法の確立 (3)学生を主体とした授業の実施とその成果の分析 (4)授業改善に向けたFDの構築 この一年間は、上述の(1)〜(3)の項目を重点的に追究している。特に(3)は、鈴木(誠)が教養教育での実践に取組み、それを分担者に公開して討議を重ねた。また(2)は、橋本と林が評価にポートフォリオ法を持ち込み、その結果を分析中である。他の分担者たちも個々が担当する授業で独自の試みを行うとともに、その分析を行っている。
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Research Products
(7 results)