2006 Fiscal Year Annual Research Report
人命・人権尊重に基づく規範意識を育成する判決書活用型授業・研修プログラムの開発
Project/Area Number |
16530606
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
梅野 正信 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (50203584)
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Keywords | いのち / いじめ / 暴力 / 民事訴訟 / 判決書 / 人権教育 / 生徒指導 / 規範 |
Research Abstract |
本年度は、いのちの尊厳を前提とした学校内規範意識向上のために、学校関係訴訟等の判決書教材の作成と解説、実践化に取り組んだ。八月には、鹿児島において、協力者である釜田聡上越教育大学助教授、狩野(真島)聖子教諭を招聰し、鹿児島の蜂須賀洋一(小学校教諭)氏山元研二(中学校教諭)氏、別府健(中学校教諭)氏、上猶覚(小学校教諭)氏を加えて、教師用に作成した判決書教材研修資料集(最終報告書冊子体前半部分)を用いた研修会を開催した。 二学期に入り、愛知県小学校教諭狩野(真島)聖子氏、鹿児島県中学校教諭山元研二氏、同別府健氏の協力を得て、教材資料を用いての授業を実施した。このうち、蜂須賀、山元両氏の授業は梅野が参観することができた。 上記内容をふまえて、本年度後半には、授業記録の整理と共に、教師用研修資料のあり方を検討し、業績にあげた「教育管理職のための法常識講座」において、作成した教員研修資料を反映させた連載内容とした。 以上の内容は、10月29日に福井大学で開催された全国社会科教育学会において報告したほか、9月と12月に、独立行政法人教員研修センターにおける講座(人権教育)や、鹿児島地方法務局主催の人権擁護委員研修講座において、1月5日には、鹿児島県霧島市立横川小学校で開催された、横川町立小・中学校教員研修会において活用した。 最終年度である本年度は、前半に教員研修資料を、後半には授業実践において実施した内容を収録し、理論的解説を加えて報告資料冊子を完成させた。
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Research Products
(7 results)