2005 Fiscal Year Annual Research Report
「自分づくり」道徳学習プログラムの開発に関する総合的研究
Project/Area Number |
16530612
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Research Institution | Showa Women's Junior College |
Principal Investigator |
押谷 由夫 昭和女子大学短期大学部, 初等教育学科, 教授 (50123774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有村 久春 昭和女子大学短期大学部, 初等教育学科, 教授 (90310391)
小川 哲男 昭和女子大学短期大学部, 初等教育学科, 教授 (00310392)
清水 満久 昭和女子大学短期大学部, 初等教育学科, 助教授 (30341928)
松本 淳 昭和女子大学短期大学部, 第二部・助教授 (10299969)
伴 恒信 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (70173119)
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Keywords | 「自分づくり」道徳学習プログラム / 道徳の時間 / 心のノート / 「自分づくり」ノート / 子どもの道徳学習のプロセスと発展 / 総合単元的道徳学習 / 社会的自己の形成 / 道徳的風土 |
Research Abstract |
本研究の目的は、子どもの道徳学習(道徳的価値の学習)が、どのようなプロセスで行われるのかを、発達段階と生活する場と教育課程との関連で明らかにし、具体的な「自分づくり」道徳学習プログラムを開発することにある。 優れた道徳教育の実践校と連携して、子どもの道徳学習の実態と実践的取組との関連について明らかにするとともに、アンケート調査をもとにデータによる分析を行った。さらに、外国の子どもたちの道徳学習の実態についても調査を行い、広い視点から、「自分づくり」道徳学習プログラムの開発を行おうとした。 その結果、優れた道徳教育の実践校は、子どもたち一人一人の道徳学習が充実しており、学校風土が道徳的風土になっていた。そこにおいては、『心のノート』の利用を中心として、「道徳ノート」「自分づくりノート」などが活用されていること。道徳の時間が有効に機能していること。学校、家庭、地域の連携が円滑に行われていること、などが明らかになった。 また、アンケート調査においては、道徳の授業に魅力を感じている子どもほど、道徳心や道徳的社会行動も高いという結果が出た。それを学校ごとに指導方法等との関連で分析すると、道徳の時間において多様な方法を活用し、多様な授業形態の連携、家庭や地域との連携、教師や活用人材の連携、多様な資料の連携、各教科や体験活動との連携などを充実させ、ノート指導も含めて、一人一人に丁寧にかかわっている学校ほど成果をあげていることが明らかになった。 外国調査では、とくにタイの調査から、子どもたちの生活を通しての道徳学習の大切さを再認識し、生活、自律的自立、体験(学び、働く)の循環プロセスを明らかにした。 それらをもとに、「自分づくり」道徳学習プログラムの開発を行った。
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Research Products
(6 results)