2004 Fiscal Year Annual Research Report
聴覚障害者の高等・職業教育での情報補償に関する研究
Project/Area Number |
16530632
|
Research Institution | Research Institute, National Rehabilitation Center for Persons with Disabilities |
Principal Investigator |
福田 友美子 国立身体障害者リハビリテーションセンター(研究所), 感覚機能障害系研究部, 室長 (60147014)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
四日市 章 筑波大学, 心身障害学系, 教授 (20230823)
|
Keywords | 情報保障 / 実態調査 / アンケート調査 / 手話言語学習 / 手話言語電子辞書 / ノートパソコン / 手話言語解説書 / 労働現場での情報補償 |
Research Abstract |
「聴覚障害者の高等・職業教育での情報補償に関する研究」の初年度であるH16年度は,次のように研究を実施した. 1.手話言語・文字言語による教育情報補償の活用法の研究: 聴覚障害学生にとって有効と考えられる教育情報補償の具体的な活用法を整備するために,手話言語学習用の手話電子辞書を普及させるために,すでに作製してある「手話言語-日本語電子辞書」を改良して,ノートパソコン上で使用できる手話言語電子辞書(DVD版)を作成した.さらに,その説明書(A4版40ページくらい)も作成し,電子辞書の使用法とともに,手話言語の基本単語やその語法,簡単な文法についての解説ものせた.これらは,電子辞書上の例文を活用して説明し,手話言語の知識が学習しやすいよう,できるだけわかりやすいものになるように作製した. 第2年度に試用して,その後,発行をめざす. 2.教育情報補償についての調査: 社会で活動している成人の聴覚障害者について,情報補償の実態について,郵便によるアンケート調査を開始した. (1)調査票を作製した:A4版4ページ13項目から成っている.調査内容は,コミュニケーション手段・コミュニケーション機器の活用・職場の状況・聴覚障害教育に対する希望など. (2)聴覚障害者団体に,アンケート調査の協力をお願いした.4月に入った直後発送予定,対象者1000人くらいの調査になる予定.回収ができしだい,分析・集計をしていく予定.
|
Research Products
(2 results)