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2004 Fiscal Year Annual Research Report

代数絡み目による量子不変量と有限型不変量の特徴付け

Research Project

Project/Area Number 16540091
Research InstitutionKurume National College of Technology

Principal Investigator

中坊 滋一  独立行政法人国立高等専門学校機構, 久留米工業高等専門学校・一般科目理科系, 助教授 (80259960)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 正郎  独立行政法人国立高等専門学校機構, 久留米工業高等専門学校・一般科目理科系, 講師 (70311107)
Keywords代数絡み目 / 2橋絡み目 / 量子不変量 / Kauffman多項式 / 有限型不変量
Research Abstract

量子不変量の情報から有限型不変量がどれくらい記述されるかという問題に対しては、いくつかの一般的なアプローチが知られている。本研究の主目的は、有限型不変量の量子不変量による特徴づけを、代数絡み目と呼ばれる特別な絡み目の族に対して遂行することにある。
研究代表者のこれまでの研究で、代数絡み目の一種、2橋絡み目について、HOMFLY多項式及びJones多項式と呼ばれる2つの代表的な量子不変量を明示的に表示する公式を与えているが、その他の量子不変量での挙動を観察するため、今年度は特に、2橋絡み目のKauffman多項式を明示的に表示する方法を調査してきた。これまでに、Lickorishにより与えられた2橋絡み目のKauffman多項式の行列表示公式を精査することにより、いくつかの特別な変数に対する係数多項式を明らかにすることができた。現在、完全な公式の完成に向け研究を続けている。
今後、これらの公式を、プレッツェル絡み目、Montesinous絡み目、そして一般の代数絡み目のクラスへと拡張し、さらに、その他の量子不変量に対する同種の公式についても調査していく。これらの準備をふまえて、代数絡み目の有限型不変量がなす空間の基底を明らかにしていく予定である。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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