2004 Fiscal Year Annual Research Report
非定常流の画像・圧力計測技術の研究開発とCFDの応用による衝撃波構造の解明
Project/Area Number |
16560163
|
Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
児島 忠倫 近畿大学, 工学部, 教授 (80140317)
|
Keywords | 超音速噴流 / 非定常流れ / 衝撃波 / 自励振動 / ジェット騒音 / 可視化画像計測 / 流体関連振動 / CFD |
Research Abstract |
本研究の目的は、超音速噴流の非定常な圧力(静圧、全圧)計測技術の研究開発と高感度一眼レフデジタルカメラの応用による可視化画像計測技術の研究開発、およびCFDの応用により、非定常流れの流動現象や衝撃波の振動現象の解明を行うことを目的としている。特に、リアルタイムなデジタル可視化画像処理システムの確立と流れ場へのデジタル画像処理の有用性、および衝撃波を伴う非定常流れの圧力計測技術の研究開発を目指している。さらに、CFDの応用による超音速噴流内の衝撃波構造と自励振動の解明をめざしている。また、デジタル可視化画像計測技術と非定常圧力計測技術を流れ場に適用して、全圧と静圧の圧力振動の周波数分析、ジェット騒音の周波数分析を行い、騒音の発生源や騒音と衝撃波を伴う自励振動流との関連性についても追求することをめざす。 以上の観点から、今年度は、高感度レンズ交換式の一眼レフデジタルカメラを導入して、シュリーレンシステムを改良した可視化画像計測システムに取り入れて流れの可視化を行っている。また、直径1.2mmの針状形状の静圧プローブに、直径0.8mmの超小型の半導体圧力センサを、当研究室で埋め込み製作し、静圧変動の測定を行い、その周波数分析を行っている。実験ノズルについては、数種類の末広がりノズルとアトマイズノズルを製作しており、データの解析を行っている。さらに、CFDによる解析を行い、超音速噴流の過渡特性、衝撃波を伴ったコアンダ現象の解明を行い、ある程度の成果を得ている。以上の研究成果は、すでに日本機械学会や可視化情報学会で、研究発表を行っている。
|
Research Products
(6 results)