2004 Fiscal Year Annual Research Report
翼列間干渉のもとでの翼列フラッタおよび発生騒音に及ぼす吸音ダクト壁効果
Project/Area Number |
16560165
|
Research Institution | Sojo University |
Principal Investigator |
難波 昌伸 崇城大学, 工学部, 教授 (50037735)
|
Keywords | 空力音響学 / 非定常空気力学 / 空力弾性学 / 翼列 / 吸音壁 / 二重反転翼列 / 翼列干渉 / 騒音 |
Research Abstract |
二重反転翼列のダクト壁を有限音響インピーダンスの吸音壁にした場合の数学的形式化を完成した。 次いで、その翼面空気力計算のプログラミングとコード化を行っている。 二重反転翼列のフラッタ解析において、羽根の弾性特性の現実性を高めるために、任意形状翼の振動モード解析を行う有限要素法プログラムを作成した。 ファン動翼列の粘性後流と後置静翼列との干渉問題に吸音壁を組み込んだ数学定式化を完成した。 次いで、音響場計算プログラミングとコード化を行っている。 この音響問題では、ファン動翼列の粘性後流と後置静翼列との干渉において、動翼列と静翼列との音響的干渉を取り入れないで静翼列に働く非定常空気力をCFD-NSコードによって計算し、その上で、動翼列と静翼列との音響的干渉による付加的擾乱項を非定常揚力面理論解析手法で計算するハイブリッド法が考えられる。このハイブリッド法の定式化を行っている。 2006年度にモスクワで開催予定の「ターボ機械の非定常空気力学・空力音響学・空力弾性学に関する国際シンポジウム」にて調査・討論されるベンチマーク問題(翼列間干渉のもとでの振動翼列に作用する非定常空気力)と、その標準解となる揚力面理論解からなる資料を作成して、取りまとめ役のT.H.Fransson教授(Sweden, Royal Institute of Technology)に提出した。
|
Research Products
(2 results)