2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16560218
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Research Institution | Niigata Institute of Technology |
Principal Investigator |
佐伯 暢人 新潟工科大学, 工学部, 教授 (10278070)
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Keywords | 摩擦振動 / 静電選別 / 振動輸送 / 粉粒体 / リサイクル / コロナ帯電 |
Research Abstract |
わが国において,廃プラスチックが再生利用(マテリアルリサイクル)される割合はわずかに14%であり,これを高めることは環境保全や埋め立て地の延命化といった観点から重要な社会的課題となっている.プラスチックのリサイクルが進まない大きな原因の一つに選別の難しさがある.なかでも,非鉄金属とプラスチックからなる粉粒体の選別については現在においても効果的な選別手法が見出されていない.例えば,プリント配線基板から銅とプラスチックをリサイクルするためには,しっかりと接合した銅とプラスチックを引き離すために,破砕し,微粉化する必要がある.微粉化された非鉄金属とプラスチックからなる混合物を選別する場合,比重差を利用した湿式の比重選別を用いるのが一般的である.しかしながら,リサイクルに必要とされる十分な選別精度が得られないことや廃液処理や乾燥設備が必要となるという欠点も有している.そこで,本研究ではコロナ帯電を利用した新たな乾式の振動選別法を提案し,選別装置の開発とその妥当性の検討を行った.本年度においては,前年度までに製作したコロナ帯電装置と振動選別装置を用いて,前年度に引き続き,廃電線を破砕して得られた銅とポリ塩化ビニル(PVC)を用いて,選別実験を行い,コロナ帯電と摩擦帯電による効果の違いを明らかにした.次に,銅粉とPVC粉からなる混合物を用いて,選別実験を行った.選別の結果は回収された粉体を顕微鏡及び画像処理ソフトを用いて解析した.実験は,湿度及び温度を一定とした環境下で行い,コロナ電圧や電界強度,振動数などの操作条件が選別精度に与える影響を検討した。
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Research Products
(2 results)