2005 Fiscal Year Annual Research Report
光造形ユニットを用いた再構成可能型搬送システムの実現
Project/Area Number |
16560222
|
Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
山田 泰弘 福井大学, 工学部, 助教授 (40220412)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古村 義彰 福井大学, 工学部, 教授 (00020214)
|
Keywords | 搬送 / 振動 / 光造形 / 搬送システム / 再構成可能型システム |
Research Abstract |
1.システム性能の検証 前年度の研究結果として,ベースプレート(大型)については,光造形では所望の形状精度が得られなかったことから,代替材料の選定と適用を検討すべきであることが明らかになった.そこで,代替材料としてアルミハニカムを選定し,アルミハニカムをベースプレート(大型)として,下面側への加振源の配置設計を行い,ベースプレート上に光造形ユニット群を配列した再構成可能型搬送システムの搬送原理モデルを試作した.この試作システムを用いて,ワーク,傾斜ピンの傾斜角度,加振周波数などがシステム性能に及ぼす影響を実験により評価し,前年度の研究成果を超える搬送性能を得た. 2.最適設計法の確立 ワークを搬送するために用いる光造形ユニットの傾斜ピン群の垂直加振について,上下方向に振動する弾性傾斜ピンとピン上に置かれた別体のワーク(等価部分)から成る振動系としてモデル化した. 振動系のモデルには,傾斜ピンの傾斜角度,直径,長さ,材料特性や傾斜ピンとワークとの間の摩擦係数を考慮した.ワークと傾斜ピンの相互関係は,ワークが傾斜ピンを押し下げる接触状態の過程,ワークが傾斜ピンによって押し上げられる接触状態の過程,傾斜ピンによって跳ね上げられたワークが上昇中の非接触状態の過程,ワークが下降して傾斜ピンに向かう非接触状態の過程に分類でき,各々の過程についてモデル化している.このモデルから最適設計法を明らかにした. 最後に本研究の成果を総括し,今後の実用化に向けて解決すべき課題を整理した.
|
Research Products
(1 results)