2004 Fiscal Year Annual Research Report
情報通信システムと高性能電源の統合安全監視機構の開発研究
Project/Area Number |
16560246
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
松尾 博文 長崎大学, 大学院・生産科学研究科, 教授 (50101382)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石塚 洋一 長崎大学, 大学院・生産科学研究科, 助手 (50284708)
渡辺 晴夫 新電元工業(株)研究開発センター, 専門部長
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Keywords | 情報通信用スイッチング電源 / 他電圧DC-DCコンバータ / 高速ディジタル制御 / モニタリング / 自動認識 / マルチカメラ方式 / マルチキャスト通信 / マルチスレッド手法 |
Research Abstract |
1.情報通信用スイッチング電源の高性能化、特に数十A/μS程度の負荷の急変に対して出力電圧を安定化するため、低電圧(1,5V出力)DC-DCコンバータにキャパシタとMOFETからなる補助回路の確立を行った。また、スイッチング周波数を1MHzとするディジタル制御方式DC-DCコンバータの確立を行った。高速ディジタル制御回路はASICによって作成した。 2.火災、災害、不審者や動物の侵入のような事故等のモニタリングにおける自動認識及び情報収集を行うための画像処理アルゴリズムの基本設計を行った。ここで、新しいシステム構成として、各カメラの予め動画像処理を行うためのユニットをもつものを提案し、1個の画像処理用DSPにより高速処理、高効率化を図ったマルチカメラ方式高速動画像処理システムを提案した。処理アルゴリズムにおいては移動物体の形状特徴および模様特徴に着目した新しい方式について検討し、良好な結果を得た 3.ネットワークの問題として、産業用のネットワークでは通信の確実性と高速性が要求される場合が多い、そこで、データ伝送の確実性を高めるため通信パケットのイーサネットデータフィールドの先頭にコントロールサブヘッダを設け、μDP/IPを採用した。そして、μDP/IPプロトコルによるマルチキャスト通信とマルチスレット手法も有効性を実証した。 4.その他、電源の基本的性能である商用交流電源からの高調波の低減、新しい多入力DC-DCコンバータを用いて高周波と出力電圧リプルを同時に低減する回路路方式の実証試験、ディジタル制御方式DC-DCコンバータの並列運転に関する回路方式の確立などを行った。
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Research Products
(8 results)